シートへの記入が終わったら、いよいよ本格的なヒアリングの開始です。私が依頼するコーディネートは、社内ではもちろん、取引先でも“デキる男”のイメージを植えつけられるビジネススーツ。それを着てプレゼンに臨めば、まさに勇気百倍です。
ヒアリングではまず、仕事とプライベートのどちらで着るものかを聞かれたので、もちろん仕事用のスーツスタイルと答えました。するとさらに、
というように、より深い質問で糸をたぐり寄せるように情報を引き出していきます。熟練したヒアリング技術に、「プロはやはり違う!」と思わずうなってしまいました。
そして、一通りの質問が終わる頃には「ファッションセンスが残念賞」と評価されていることも含めて、コーディネートのきっかけや目的をすっかり聞き出されていたのです。これは、私自身が目的を再確認する意味でも、とても有意義な作業でした。
ここで聞き取ってもらった情報は、服やアイテムのコーディネートのベースになります。それだけに、なるべく深くヒアリングすることが大事なのだと、スタイリストの方が話されていました。
どうやら熟練したヒアリング技術は、一人ひとりの顧客から深い情報を聞きだす中で培われてきたもののようです